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おススメ書籍 【超高層ビルの“なぜ”を科学する】

書籍タイトル 超高層ビルの“なぜ”を科学する―だれもが抱く素朴な疑問にズバリ答える!

書評

スーパーゼネコン大成建設の超高層ビル研究プロジェクトチームによる超高層ビルの解説書

超高層建築物のプロフェッショナル集団が書いた本ですが、目線を素人レベルに落としてくれていて非常に読みやすい「なるほど!本」となっています。

本書のオビ表紙
・超高層ビルは最先端建築技術の結晶だ!
・大規模地震が起きても超高層ビルは倒れないってほんとう?
・どうして水圧や空気圧は最上階でも1階でも同じなの?
・マンションの窓は開くのに、なぜオフィスの窓は開かない?

超高層ビルを眺めていると、素朴にこんな疑問を持ってしまいますね。

本書は、超高層ビルに関するモヤモヤ感ををこれでもか!というほどスッキリ答えてくれます。

私もこの本を読んでモヤモヤ感を払拭するのに加え、更に「知ったかネタ帳」として使っています(笑)

次のような疑問はどうでしょう?

・そう言えば傾いたビルがない。まっすぐ建てる工夫は?
・東京タワーやお台場の巨大観覧車がなぜ赤白ダンダラ模様なのか?
・同じ超高層でもオフィスとマンションで造りが違うのはなぜ?
・ビルはどのぐらいの高さまで建てられるの?

答えは是非本書でご確認を!

絶対に人に話したくなるネタが盛りだくさんのはずです。

2009年の発刊であり少し古い本ですが、現在最高峰ビルである大阪の「あべのハルカス」が計画レベルとなっているぐらいで全然古さを感じさせない本です。

建築の素人にここまで丁寧に解説してくれている大成建設の執筆陣に感謝!

建築関係以外の出身者で、デベロッパーのオフィス開発担当者、管理担当者の方には超おススメです!

本書の構成
序章 超高層ビルをめぐる最新トピックス
1章 高くなるほど不安定になるはずなのに、なぜ倒れない?―揺れに強く倒れにくい超高層ビルの構造を科学する
2章 あれほど高く大きなビルが、なぜあんなに早く建つ?―見る見る間に建ち上がる超高層ビルの工法を科学する
3章 他のビルと違って何か特別な材料が使われている?―強度が高く管理も複雑な超高層ビルの材料を科学する
4章 万が一、ビル内で火災が発生したらどうなる?―二重、三重でガードする超高層ビルの防災対策を科学する
5章 地上数百メートルの高さでも、なぜ水や電気が普通に使える?―より快適、より安全、より過ごしやすく。超高層ビルの設備を科学する
6章 東京では建築にあたり海風までも考慮するのはなぜ?―存在が巨大なだけに求められる超高層ビルの環境対策を科学する

こんな人におススメ

・建築・不動産業界の従事者
・建築に興味がある人

書籍データ

書籍タイトル 超高層ビルの“なぜ”を科学する―だれもが抱く素朴な疑問にズバリ答える!
出版社 アーク出版
大成建設「超高層ビル」研究プロジェクトチーム (著)

超高層ビルの“なぜ”を科学する―だれもが抱く素朴な疑問にズバリ答える!

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